日本農産加工株式会社

生育レポート36:ほうれん草

今シーズンのほうれん草の生育状況レポートです。

9月10日から播種スタートした茨城県産のほうれん草。
今年の9月は観測史上最強クラスの台風15号が関東に
上陸しましたが、ほうれん草の播種前であったため、
台風15号による被害は発生しませんでした。
その後、9月は気温が高い晴れの日が多かったので、
早めに播種したほうれん草は比較的順調に生育しました。

下の画像は11月中に収穫が見込める圃場です。

 

葉は濃い緑色でベト病や黄化等の病気も見られません。
生育は順調です。

 

しかし、10月に入ると天候は一変しました。
台風19号により関東、東北の河川氾濫が氾濫し、
防風による電柱や建物などの倒壊・損壊といった
大災害が発生しました。
台風19号による大雨は気象庁の水戸市の観測データで、
10月12日 126ミリの雨量を計測しています。
また、10月25日には上陸こそしなかったものの、

日本の東海上を進んだ台風21号と低気圧の影響から、
118.5ミリの雨量を観測しています。

昨年の10月全体の雨量は67ミリでした。
今年は昨年を大幅に上回り、
10月全体で370.5ミリを観測しています。

そのような天候から、9月下旬から10月初旬に
播種したほうれん草はまだ小さい内に
大雨と防風の被害を
受けた為、
葉は擦り傷で穴が空き、生育は遅れてしまっています。

下の画像は年内収穫を予定している圃場ですが、
生育は遅れており、年内に収穫できる微妙な状況です。


上の画像は台風19号の防風の影響で葉に擦り傷ができたものです。

11月中旬からほうれん草の収穫は始まりますが、
9月下旬以降に播種したほうれん草の生育が
とても心配される状況になっております。
今後、天候が回復してほうれん草の生育が
良くなることを期待します。

 

また、台風15号、19号により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く平常の生活にもどり、地域が復興されるようお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 


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