日本農産加工株式会社

生育レポート33:ほうれん草、菜の花

 昨年11月29日にほうれん草と菜の花の生育レポートを
アップしましたが、昨年末からの寒波、また1月の雪の影響で
ほうれん草、菜の花ともに厳しい状況になっております。

下の画像は、今のほうれん草の圃場です。
保温のために被覆資材を被せてあります。

被覆資材の下のほうれん草の状態はというと、、、

雪に接していた箇所などが低温障害で白くなっています。
殆どのほうれん草にこの症状が発生しています。

成長は酷く遅れており、1月上旬収穫予定で播種した圃場でも
3月末に収穫できるか、4月になってしまうかもしれないといった状況です。
しかし、すでに播種から4ヶ月以上経過しているので、
少し暖かくなると抽苔(ちゅうたい:花芽ができてしまうこと)してしまう
可能性も高くなります。
また、1月収穫予定のものから3月収穫予定のものまでが一斉に
収穫期を迎えれば収穫・製造が追いつかなくなってしまいます。
今は収穫できるほうれん草がなく、工場は開店休業状態です。

菜の花は収穫不能な圃場が発生してしまっています。
前回、前々回とレポートした菜の花の圃場(こちらをご参照ください)、
台風の被害から逞しく復活してくれたのですが、
1月の雪に大きなダメージを受け、株が腐って溶けてしまいました。

ほうれん草、菜の花ともに収穫・製造は相当な減産となる見込みです。
今年の寒波、雪の影響はほうれん草、菜の花以外の野菜についても、
相当な影響がありました。野菜の高騰は周知のことと思います。

この寒波が一刻もはやく終わり、平年並みの気温になれば
いま圃場にあるほうれん草、菜の花もいくらか収穫できます。
野菜が生育できる暖かさが待ち望まれます。

 

 

 


 


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