北海道産玉ねぎが大凶作…
弊社ソテーオニオン製品の原料となる北海道産玉ねぎ。
今年は大凶作とも言えるほど作柄が悪く、原料調達にとても苦労しています。
スーパーや八百屋さんなどの店頭でも、玉ねぎの価格が高騰しているのを
ご存じの方もいらっしゃるかと思います。今回は弊社ソテーオニオン製品の
原料となる、北海道産の加工用玉ねぎをご紹介します。
玉ねぎと言えば、スーパーなどで見かける多くが「北海道」とイメージする方
も少なくないと思います。実際、北海道産の玉ねぎの収穫量は約72万トン、
日本全国の玉ねぎ収穫量が約127万トンとされますので、半分以上が北海
道産の玉ねぎということになります。
北海道は国内の玉ねぎ需要に対して、最大の供給産地として役割を担って
いる訳ですが、生産現場では大量に収穫される玉ねぎの中に、小さかったり、
形が悪かったり、傷みがあったりして市場出荷できない玉ねぎが発生します。
しかし、廃棄してしまうにはもったいないですね。
このように、市場流通では規格外となる玉ねぎをなんとか活用するために、
加工用玉ねぎという形で弊社のような食品メーカーが利用している訳です。
加工用玉ねぎのほんの一例です。
これは下部が傷んだものです。
こちらは小玉のもの。重量152g(今年の加工用ではこれが大きい方・・・)
スーパーなどで販売されているL大サイズのもの(左)と、加工用のもの(右3つ)
L大サイズの重量は327g。本年産の加工用のものは100g程度のものが
中心です。毎日大量の玉ねぎの皮むきをしますが、今年は非常に小玉傾向
で、傷みがあるものも多いため、とても時間と手間がかかり、生産効率が非常
に悪くなっています。
北海道産玉ねぎの大凶作は、夏季の高温や大雨が原因と言われています。
農産物が気象条件に左右されることは言うまでもなく、近年異常気象が多く
発生していることは、農業生産にとって大きな問題です。
北海道産の玉ねぎの不作は実は昨年から2年連続です。北海道では玉ねぎ
の他、じゃがいもやにんじんも不作という情報があります。
弊社では原料玉ねぎの確保や情報収集に全力を尽くしていますが、今後の
玉ねぎの動向は予想がつかない、、、という状況です。